kogame2004のブログ

電子工作+プログラミング、書道が好きな中学一年生。 小3より各種ワークショップで色々な体験をしているうちに電子工作+プログラミング(フィジカルコンピューティング)に興味を持ち、現在に至ります。RaspberryPiでのもの作りは小4の4月から始めました。

     2017年3月 僕は小学校を卒業しました。

     卒業式後に先生に手渡した手紙と、クラスからの手紙で書いたものと二つあるので、それぞれここに書き記します。それに加えて、Y先生の素敵な所を思いつくまま、書き出しました。

 

     5年、6年と担任になってくださったY先生へ 

   ーーー心からの感謝をこめてーーー

 

Y先生へ

僕は今、この手紙に何を書こうか決めあぐねています。
理由は簡単です。Y先生との思い出が、Y先生への感謝が多すぎるからです。
例えば、学校でのトラブル。「誰々君がこうなっていて、誰々ちゃんは…。」などのどんなに些細な事もY先生は真剣に耳を傾けて下さいました。
また、プラスの声掛け。クラスの雰囲気が変わったキッカケを作ってくださいました。
Y先生との一番の思い出は5年生の時のお楽しみ会後のサプライズです。
僕はお楽しみ会の始まる2日前位に、くす玉を作ることを思いつき、図工室の端材を利用してお楽しみ会の時間に作りました。

くす玉が割れなかったのにはみんな大うけ。
何とも言えない幸せな時間だったように感じます。
六年のお楽しみ会はどうだったんでしょうか。
Y先生、涙はもちろん出たんですよね。
立科、山中湖も心に残っています。
山中湖では校長先生のおまじないで富士山が雲から顔を出してくれて、立科では一日目の夜に花粉症で僕が眠れなくて「明日のハイキングはダメかもしれません。」と言われたのは今でもしっかりと鮮明に覚えています。
また、5年の時の音楽会。
U&Iでは指揮棒を振るい、誰が欠けてもうまくいかない最高の歌を作り上げ、シンクロBOM-BA-YEでは体育館の後ろで物凄く真剣な顔で、リズムを取り、応援してくださいました。
6年の学芸会。
松竹梅の梅を目指してみんなで役に没入する苦労を分かち合いました。
本番での僕の失敗はすごく自分にとっては嫌なものです。
間違えて役を終えた時、僕はネガティブになっていました。
そこを元気づけてくれたのはY先生でした。
「大丈夫、失敗してないよ!凄く良かったよ、みんな。」そう舞台裏で言ってもらえた時、心が落ち着きました。
その言葉で、次の歌で挽回しようと前向きになり、ネガティブな心を引きずらずに、すがすがしく学芸会の幕を閉じることが出来ました。
Y先生は僕にとっての憧れであり、頼れる人であり、尊敬する人です。
Y先生からしたら、「そんな事ないよ」と思うかもしれません。
でも、僕からしたら、Y先生は陰で支える縁の下の力持ちなのです。
「自分はこんな良いことをしているんだぜ!」と主張せず、親身になってその子の気持ちを第一に行動する。
前に、Y先生がこんな話をされていましたね。
「私が先生になったのは小学校時代に良い先生にめぐりあえなかったからです。だから、自分の思う理想の先生になろうと。」
なら、僕達は生徒思いの親身になって物事を考え、いつも陰で見守り、何かあれば、すぐに駆け付ける本当に素敵で素晴らしい仁愛や思いやりに溢れる良い先生に出会いました。
Y先生、本当に今までありがとうございました。
これから、僕達の思っているY先生を超えたY先生になって、多くの生徒をその手で育て上げ、成長させてあげて下さい。                                                                                                                  kogame  2017年 3月
 

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 Y先生の魅力は、何といっても子どもの気持ちを第一に考えて、色々と工夫を凝らしてくださることです。一番印象に残っているのは、5年の音楽会。

 前日の児童鑑賞日のとき、指揮者としてあらわれたY先生が、スーツの胸から「笑顔」と書いた紙をすっと出し、みんなにみせて、何事もなかったかのようにまた胸にしまったことです。

この時、ぼくは笑いが少し漏れてしまいました。

 これだけでも十分笑顔になったのですが、Y先生は、なんと、本番の音楽会では、さらに笑ってしまうことをやってのけました!
 指揮者として指揮台に立ち、保護者側を向いて礼をする時に、背中に「笑顔」と書いてある紙を貼ったのです。
 礼をした時は先生の背中の紙はギリギリ保護者に見えず、礼が終わってこちらを向くと同時に紙をはずしたので、僕達だけがその背中の紙に気づき、保護者は誰一人気づいていませんでした。
 家に帰った後、両親にこのことを話すと、「マジか!?早速ビデオで確認しよう。」となり、Y先生が僕たちの緊張をほぐし、笑顔にさせようとしているシーンを何度も繰り返し再生し、大爆笑でした。そして、バレなかったことに心底感心していました。
シンクロBOM-BA-YEの選曲も素晴らしく、僕達に合った曲で、最高の音楽会になりました。Y先生と過ごせた日々は、とにかくどれもが楽しく最高でした。

     今まで、本当にありがとうございました。       2017年3月 kogame

 

◇Y先生が他の先生と違うところ・・・生徒に対しても、敬意を示すこと(「〇〇さん」と必ず「さん付け」して、呼び捨てにしない。生徒に対する言葉も必ず丁寧語を使う)、生徒がうるさい時に「静かに!」と大声で何度も言わない。黙ってそれぞれが気付くのを待つ。

◇Y先生で良かったと思うこと・・・自分のやりたいようにやらせてもらえたこと。(僕を信頼してくれて、僕の自主性を尊重してくださった。)、生徒を褒めることで伸ばそうとしているところ。厳しいけれど、楽しい。

◇Y学級で一番思い出に残っていること・・・5年生の時のY先生サプライズ
◇Y先生に影響を受けたこと・・・ひとへの接し方、言葉遣いなど

◇Y先生がとても信頼できるところ・・・理不尽な叱り方をしないところ。いきなり叱りつけるのではなく、まず何があったのか、冷静に生徒の話を聞く。感情にまかせて怒鳴らない。トラブルがあった時、まずは双方の生徒の話をちゃんと聞いてから、対応してくださるところ。

◇Y先生の魅力的なところ・・・笑顔。よく笑うところ。お茶目なところ。涙もろいところ。共感力が高いところ。サッパリしていて引きずらないところ。「ゆず」が好きなところ。(ちなみに僕たちが一番好きな思い出の「ゆず」の曲は、5年の宿泊学習のキャンプで踊った「イロトリドリ」。)

◇Y先生の細やかな気遣いのあるところ・・・生徒が人前で発表した時、代表の言葉を言った時など、「よかったよ!」と、ねぎらったり、励ましてくれるところ。間髪いれず、言いに来て下さる時もあれば、後からの時もあるけれど、そういったプラスの声掛けを重視して、それを自ら実践してくださっている。